ポケ文太郎

イタリア式奇想曲のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

イタリア式奇想曲(1968年製作の映画)
3.7
1968年 イタリア🇮🇹

6人の監督による風刺を交えてたオムニバス・コメディ映画

第1話 『子守』
監督マリオ・モニチェッリ
童話を話しているだけなのに怖い乳母

第2話 『日曜日の怪物』
監督ステーノ
若い女性が好きなブルジョワ老人が無礼な上に髪を伸ばしてチャラチャラしている若い男達に怒ってある行動に出る

第3話 『どうして?』
監督マウロ・ボロニーニ
交通渋滞にはまった夫婦の話、妻は口うるさいが…

第4話 『雲って何?』
監督ピエル・パオロ・パゾリーニ
命を吹きこまれた操り人形がシェークスピアの「オセロ」を演じる

第5話 『海外出張』
監督フランコ・ロッシ、ピーノ・ザック
アフリカを訪問した英国女王が違う国向けのスピーチをしてしまう
アニメと実写が混じった作品

第6話 『嫉妬深い女』
監督マウロ・ボロニーニ
タイトル通り、夫が若い女と浮気をしているのでは、と疑う妻の話
でもこの妻役がイラ・フルステンベルク♡
マリオ・バーヴァの『ファイブ・バンボーレ』にも出演していた女優さんでメッチャ可愛い♡やきもちを焼く彼女は超キュート♡それでも夫は若い女性に色目を使うのか

2話目と4話目の主演はコメディアン・トト
顔だけでインパクトある役者さんなのに七変化が観れて非常に楽しかった
どうやら本作が彼の最後の映画出演作のようです

やっぱりパゾリーニ監督の話が一番面白かったかな
制作当時のイタリア社会のことを知っているともっと楽しいのかもしれませんが、それでもそこそこ笑えました
貴重な映画を観れただけでもう満足です
ポケ文太郎

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