カジキ

ザ・カー ロード・トゥ・リベンジのカジキのレビュー・感想・評価

2.4
一体私は何を見せられたんだ!!
70年代名作ホラーのザ・カーのリメイクって言うけど、車が襲ってくる以外の共通点がねぇんだが

原作を簡単に紹介すると片田舎の保安官や住民が人殺し無人車両に立ち向かうお話
墓地(神聖な場所)には入れない=悪魔が取り憑いているって結論(墓地から皆で車両を罵倒するシーンは可愛らしい)で、最終的に崖から落として倒すけどその時に車から悪魔っぽいの出てきたからね

で、今作だ
ネオンギラつくサイバーパンクな街
世紀末にいそうな悪党が逮捕&処刑された際にいけ好かない検事が重要なデータファイルを手に入れる
実は世紀末マッドドクター・ナイトの組織に関するデータだったためソッコー世紀末集団に襲われ高層階から転落。買ったばかりのカーオブザイヤーの上に落ちて死亡

そんな検事がくびったけになってた元カノが主人公

まぁ死ぬ直前に会ってたもんだからデータの在処を探してる世紀末組織に狙われるので警察官と行動を共にする
果たして主人公は世紀末組織から逃げられるのか!!


世紀末組織とのファイト・カーアクションはしっかりやってる
世紀末組織の奴らもなかなかキャラが濃いので楽しく見られる
ゴア描写もなかなか頑張ってる

ただしそれも問題で、肝心の無人車両がそっちのけになっちゃうのよ
話の中心にしてくれなきゃいけないのに
せっかく検事が取り憑いているのに構ってあげて!!

総じて、リメイクなんて名乗らず独自でやればいい内容だったし、作中1番の謎は世紀末組織の連中を千切っては投げ千切っては投げする主人公は一体何者だったんだ

リメイクとしては☆2
単品としては✩2.8
カジキ

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