クリーム

テリファー 終わらない惨劇のクリームのレビュー・感想・評価

4.0
前作と随分違うテイストなので、大丈夫かな?って思ったんですけど、余計な心配でした。めちゃくちゃ面白かったです!激しく血まみれ、痛ぁ~い!グロゴア祭り。平気な人しか観ない方が良いけど、皆さんの高評価、納得です!

絶命したと思われた連続殺人鬼アート·ザ·クラウンが息を吹き返した。 残虐性と冷酷さを増したクラウンは、父親を亡くしたシエナとジョナサンの姉弟を標的にし、ハロウィンで賑わう街で、次々に犠牲者を生み出して行くのでした。



ネタバレ↓



前作では、自殺したピエロのアートが、何故か生き返ります。要するに人間ではない設定。
また、今作は少女のピエロを連れています。彼女の詳細は良く解らず、遊園地で殺された設定。
シエナは、夢でアートの惨殺を見て自分だけ助かります。目を覚ますと部屋が火事に…。ボヤで済みましたが、その日から、シエナとジョナサンの前に実際にアートと少女が現れます。2人は、怯え始めます。ハロウィン当日、シエナはパーティへ出かけ、ジョナサンは母と喧嘩して家を飛び出します。その間に母はアートに殺された。シエナの友人とその母も惨殺され、ジョナサンはアート達に捕らえられ、ジョナサンを餌にシエナを遊園地に呼び出したアート達。パーティに一緒に来ていた友達カップルが殺され、シエナとジョナサンも絶対絶命のピンチながら逃げ、戦います。シエナがアートの首を切り、何とか2人は生き延びました。少女がアートの首を持ち帰ります。
終わった様に見せかけて、精神病院のシーンに。そこには、前作の生き残りヴィクトリアがいて、彼女が体内から、アートの頭部を産んで終わります。
続編へと言う事だろう。

とにかく、グログロ。顔面や頭部は破壊しないと気が済まないし、脳ミソや内臓、目玉まで全てほじくりだします。切り裂き方も容赦なく、皮膚や頭皮も剥ぎます。ウジ虫さんや虫達もこれでもかと出て来て、ヤりたい放題。ところが、ここまでヤられると案外平常心で観れてしまう。勿論、楽しいですけどね。
前作は、アートの得体の知れなさ、理不尽さに恐怖だったのですが、今作は不気味さが薄れている分、残虐性やその描写を強化していました。序盤でポップなアートを観せ観賞者を意気消沈させ(そんな緩いアートは望んでない!)、その後、これでもかとグロゴア描写を入れて来る展開は、下げてから上げるのでワクワクが増し、上手だなと思いました。この手の作品にしては長いけど、全く飽きなかったです。楽しかった。
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