pauh

テリファー 終わらない惨劇のpauhのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

極限まで頭を空っぽにして楽しめるグロゴアとして、長尺ながらも最後までたっぷり楽しました!
登場する死に様がどれもインパクトが凄く、もはやファンタジーにすら感じる程のド派手さで爽快感が凄かったです。
しかも意外とかなりぐちゃぐちゃにされてるのになかなか死なないのが痛そうで、頭はハンニバルのレイ・リオッタ状態で腕をもがれて裂かれて背中を滅多刺しにされても息があり、ほぼ原型あるかないかの姿で母を呼ぶ姿が痛々しくて印象的でした。
ただ、身体的に可哀想な人達に溢れていながら一番可哀想に思えたのが主人公の母で、夫が自殺しシンママとして二人を育てながら息子は問題起こしまくりで娘は火事を起こしかけるし、息子と喧嘩した後に(息子じゃないけど)車はめちゃくちゃにされるしで、とにかく心労が凄まじく娘の愛してるという言葉に我に返る姿を見て胸が痛みました。
後半はもはや超常現象(テリファーの不死身さや主人公の蘇生など)に驚かされながらも、それでも楽しめてテリファーのしつこさと娘のブチ切れパワーが爽快で面白かったです。
とにかく人が派手に死ぬシーンが楽しめる、面白い作品でした!
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