とり

君に幸あれよのとりのネタバレレビュー・内容・結末

君に幸あれよ(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

髙橋雄祐さんのstill darkから、他の映画も観てみたくなったので映画館にて鑑賞。
しかも最終日で、監督や出演者のほとんどの方が登壇というなんともすごい日。

映画の内容はあらすじの通りなんだけれど、
映像と音がすごく綺麗で良い。

音も必要最低限で
最初のあの音はあそこにつながるのね、という感じ。
どなたかのレビューにもあったように
足音、息遣い、食べる音、タバコを吸う音、ウイスキーを注いで氷が当たって、それを飲み干す音、とにかく耳触りが良い音だった気がする。

また食べ物の魅力がすごくて、
ラーメン、ナポリタン、カレー
あと角のウイスキー。
これは家に準備してから観た方がよい。
帰り道はもちろん角を飲んだ。

あと衣装、Bullsジャージとか
90年代チンピラ感むき出しでたまらん。
個人的には理人と舎弟の衣装がすごく好き。

そしてタバコ。
めちゃくちゃ吸う。匂いが伝わるくらい吸いまくる。タバコ吸う映画は大好き。
ホテルが禁煙だったし、今これを書く新幹線や駅でももちろん吸えないから
あのシーンを思い出して吸った気になってる。くせぇ。

俳優のみなさんは、本当に個性的で格好良く、日本の映画を色々観たくなった。
主演のお二人はもちろん、
ヤクザ役の玉代勢さん
チンピラ弟役の海老沢さん
立ってるだけで画になる鈴木さん
そしてある意味鍵な裏山さん
みんなそれぞれが格好良い。

髙橋さんの映画目当てで行ったら、
思いがけず、すごく良い映画に出会えたって話です。

映画をつくるのってたぶんすごく大変で、それを観てもらうのも大変で、それでも作りたい、やりたいと思える映画ってすごいですよね。
とり

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