ペコリンゴ

コヨーテ・アグリーのペコリンゴのレビュー・感想・評価

コヨーテ・アグリー(2000年製作の映画)
3.9
記録。
歌えない田舎娘は宴を通じて花開く。

大作アクションのイメージが強いジェリー・ブラッカイマー制作の秀作サクセスストーリー。

ソングライターを夢見てニュージャージーからNYに越してきたヴァイオレット。早々に空き巣に入られた彼女は、まるでコールガールのような女性達(コヨーテ)が過激にパフォーマンスするバー「コヨーテ・アグリー」でアルバイトを始める。

田舎娘ヴァイオレットは「ステージ恐怖症」なる設定付けがされていて人前で歌う事が出来ないのがミソ。バーでの経験を通して「歌うコヨーテ」となり、当初の夢に向かって成長を遂げる展開は結構胸熱。

故郷ニュージャージーに残り、当初は娘の夢に反対気味であった父親との関係性の変化も見所の一つ。ラストシーンの父ちゃんがまた可愛いんだ(笑)

ちなみにこのバー「コヨーテ・アグリー・サルーン」ていう名前で実在するんですよね。かつては六本木にもあったみたい。行ってみたかったなぁ。