このレビューはネタバレを含みます
極論すればゴミ親の排除か子供の保護、で一応の（あくまで一応の）解決をみる「私の少女」の問題と違い、「あしたの少女」のソレは何かを壊せば、潰せば、あるいはラスボスを殺せば解決するという事はない。
一人一人の無関心やら悪意の集合によって作られた搾取システムは、もはやパワーを持った個や組織でコントロールできる様な代物ではなく制御不能な社会悪で、たまにこの様な事案が世に出て、批判され、幾つかの“しくみ”が消滅したとしても絶対に社会からはなくならない悪の法則。なのかなぁなど。
そんな解決不能な社会問題があるとしても、ただ誰か一人でも大人が、真剣にソヒと向き合っていれば最悪の結果は防げたのでは、、、というビターでやるせない結び。ではあるけど想い溢れて涙するペ•ドゥナのラスト•カットはただただ優しい。
子供達世代への責任を微塵も果たそうとしない大人代表（コブラ）はペ•ドゥナ様の美し過ぎる右ストレートを食らって猛省すべき。
こたえたなぁ、、、。
追記
にしても彼の国では猫も杓子も子供も大人も警察官もダンスチームに入っているものなんですか？
追記2
それにしても正義の警察官がここまでハマる俳優って居ますかね。秘密の森のセカンドシーズンもいくかなぁ
