다음 소희(次のソヒ)
実習生ソヒの人生から、組織の腐敗の奥の社会を見つめる。刑事ユジンの真っ直ぐな疑問は全て私たち第三者の代弁として爆発した。
コールセンターだけでなく、学校や教育庁、警察を含めた社会全体による搾取、責任転嫁へと繋がる。学校という教育現場さえ、ビジネスとして数字で評価され、体裁で回る社会で、歯車となる私たちは、その刷り込みに抗うことが難しい。
就職難、貧困、問題点としてそのどれにも納得してしまいそうになるけれど、実際はもっと複雑に作用している。刑事ユジン1人では社会を変えることはできない。ソヒだけではない。ソヒのように沈んでいった数多くの若者たちを想う。