高校からコールセンターに就職斡旋されたダンス好きの実習生がブラック企業の闇に飲み込まれていく実話ベース社会派映画。
この映画の影響もあり
「職業教育訓練促進法」の改正案で通称「次のソヒ防止法」が国会議決されたそう。
「トガニ」と同様、やっぱり韓国映画の力は強いね。
こういう所は毎度感心するね。
この映画「私の少女」と同じ監督。
通りでペドゥナ刑事なはず。
静かに淡々と進んでいくおかげで喧嘩早いのだけが目に付く。
確かに、韓国人にはコールセンターは合って無いかも…。
私自身コールセンターでバイトしてた事があるけど
やっぱりキツイ。
ましてや、喧嘩上等の国でイラついている人の電話を受けるなんて
大変過ぎじゃないか…と。
それ以上に韓国の競争社会の凄まじさを目の当たりにして
この問題、どこから手を付けて良いのやら感が伝わる。
ペドゥナの説得力に脱帽。
そんな中「次のソヒ防止法」ができたのであれば
本当に素晴らしいと思った。
とはいえ、仕事のマッチングは難しい…。
日本も解雇しにくい問題がありつつだけど、韓国よりましなのかなぁ…。
お互い良い労働環境と労働内容で働きたいものだわ。
などと考えさせられる良い映画。
