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殺しを呼ぶ卵 最長版のカーズWSAのレビュー・感想・評価

殺しを呼ぶ卵 最長版(1968年製作の映画)
3.5
殺しを呼ぶ卵(最長版)。?

卵が先か、殺しが先か。
資本主義の非情と人生の虚無に切り込んだ、映画史上唯一の養鶏サスペンス。
なんのこっちゃ。
ジャケのシーンは、え?ここ?。

アップが多いのはまあいいんですが、全体的に距離が近い。もうちょい離れてよ、と言いたくなります。たまにいるパーソナルスペースの近い人みたい。

そしてブツ切り。場面の変わるとこでブツブツ切られるからわかりにくいです。

養鶏場を経営してるけど実権は奥様が握っていてその姪と良い仲の主人公。

奥様とその姪、ふたりともすごく綺麗でこの点に関しては言うことなし。僕は奥様役のジーナロロブリジーダのが好きでした。

なっかなかその全体像が掴めず、やたら不安を煽るような音楽とエサを作る粉砕機がグルグルしょっちゅう鳴ってるんだけど眠くなる。

中盤過ぎた辺り、奇形の鶏が出てきたくらいからグッと動きが出てきます。動き出してから、ああそういうことね、となりますが前フリがなげえ。

終わって振り返ると、資本主義の非情と人生の虚無に切り込んだサスペンス、というのは、なるほど、と一応なります。なるかな。

なんかよくわかんないけど好きかも。
養鶏サスペンスってどういうこと?単に養鶏場が舞台ってだけ?
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