しゅん

ソウルに帰るのしゅんのレビュー・感想・評価

ソウルに帰る(2022年製作の映画)
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自分が全く背負ってない傷についての映画で、それを観るのはとてもよかった。養子の自意識が継続的な関係を困難にする。本作で役者デビューのパク・ジミンは、いつ爆発するかわからないサスペンスを顔に宿している。前半の微妙なズームにビクッとなるし、バスが到着するときのぐるっと回るカメラも好き。防波堤による海の違いを見せる上空からの撮影の挿入も効いている。
後半、時間がジャンプしてからは演出が弱くなっている気がして、クラブシーンもマスクをする人々を映すところも少し微妙に思えたがどうか。
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