ももんがぁ

幽霊アイドルこはるのももんがぁのレビュー・感想・評価

幽霊アイドルこはる(2015年製作の映画)
3.3
鮫〜が来〜た〜、鮫〜が来〜た〜。さあ逃〜げろ〜

って歌ってる心晴ちゃん7歳(には全然見えない)をうるせぇつって蹴っ飛ばして酒飲まして再びブン殴るコンプライアンス無視の出だしにまず唸る。

幽霊になってもアイドルなってやるんや!ってやつ。
『シャーマンの娘』が面白かったのんで井坂監督の初期作の方も気になって見て見たけど中々悪くない出来でしたね!
『あんずちゃん』もそうですが、この監督はサイコパスアイドルとホラーというジャンルにかけては中々突出している物を持っていると感じるね。


家では父親にDV受け、学校ではクラスメイトにいじめられ、まぢで最悪の人生、、、と思いきや、『推しのアイドルも昔虐められたらしいし、ってことは私アイドルの素質あるってことよね!』と何故か開き直ってアイドルを目指す17歳のこはる。

ブス呼ばわりしてくる三股クズ彼氏に罵られてもどうせアイドルは恋愛禁止やしと、何が何でも明るいというのが取り柄の普通の女の子。

って思ったら手首を切るのに幸せを感じるリスカ趣味のど変態でリスカし過ぎててそのまま出血多量で死んでしまうのな。南無

ところがせっかく幽霊になったんで今まで虐げてきたポンコツ共に復讐してやる!と浮気クズの元カレにスリーパーフォールドキメるこはる。
クソ親父にはお尻ペンペンの刑。
いじめっ子には顔面パイ。
と基本的に物理攻撃特化ちゅうところは『シャーマンの娘』と変わってないような。笑

あとシャーマンの娘では和室に大量の習字だったですが、今回は『悪霊⭐︎退散』のお札大量に貼ってあって、あれ貼るの地味にめんどくさそう。

そんなこんなでこはるは霊感の強い一般人集めて幽霊界のアイドルになってやるんや!とライブを開催して夢を叶える姿に目頭が熱くなる様なならん様な、

まぁとりあえずある意味めちゃくちゃ理にかなった呪いの使い方に笑う。
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