Eirain

NOCEBO/ノセボのEirainのレビュー・感想・評価

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)
3.0
"世にも奇妙な物語"な『ビバリウム』が話題となった、ロルカン・フィネガン監督の最新作。今作も同様に楽しめそうな不気味ビジュアルだったので、レンタルして鑑賞。

夫と娘の3人で裕福な生活を送っていた、子供向けファッションデザイナーであるクリスティーンはある日、ダニに寄生された犬の幻影を見る。その日を境に、クリスティーンは筋肉の痙攣や幻覚を引き起こすようになる。8か月経ったある日、クリスティーンの前にダイアナと名乗るフィリピン人の女性が現れ、クリスティーンに住み込みの家政婦として雇われたと告げる。全く記憶にないクリスティーンだが、自身の体調不良が原因で忘れているだけと納得し、ダイアナを受け入れるが―――。

"不条理スリラー"な前作『ビバリウム』とは打って変わって、今作は正当(?)な"呪術ホラー"。しかしながら、人間不信&胸糞はしっかり継承されており、「『ビバリウム』と同じ監督だな」と分かる作風。ただ、前作の"不思議空間"を楽しみにしていた人は、ちょっと期待外れになるかも。個人的な感想としては・・・後者寄りかな?
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