ボギーパパ

Single8のボギーパパのレビュー・感想・評価

Single8(2023年製作の映画)
3.9
劇場2023-38 DENKIKAN

映画フリークで映像関係の仕事をしている友人が、自分の青春そのものと激賞していたのと、自分も高校2年の文化祭で映画を撮った経験もあったので、上映されるのを楽しみにしていた作品。

そして今年は『フェイブルマンズ』『エンパイヤ オブ ライツ』、『エンドロールの続き』と映画もしくは映画館への愛を扱った作品がとても多いような気がする。
前にも述べたがコロナ禍において、監督の方々も自分を見つめ直す機会が訪れた結果なのかもしれない。

冒頭教室のシーン、、、ん?
大勢の中で一人オーラを発している女子生徒がいる。可愛い!
ん?どこかで見た覚えが、、、
ちさとちゃん(髙石あかり)じゃないの!
BWシリーズのちさとちゃん、こういう役柄もまた良いですね。
もうこれだけで相当ポイント高いぞ。

そして本作、
ストーリーはもう、青春映画の王道中の王道!次から次へて出てくる困難?を、努力+友情そして勝利への道を進むもの。少年ジャンプ連載マンガか(^^)好きだよー、そういうの。
1978年の映画フリーク高校3年生がスターウォーズ観たらそりゃのぼせるよなぁ、青春だなぁ

というわけで、ストーリーは極々平凡ながらも、製作陣の思い入れが随所に彫り込まれているのだろうなぁと思う。特にエンドロール後で紹介される監督の過去作品を本作に織り込んでいるところは思わずニヤリとしてしまう。

ノスタルジーを感じながら、頷きながら、思わずにっこりしたり、クスッと笑ったりと心温まる作品。大切にしたい作品。

それにしても、ちひろちゃんこと髙石あかりさん演じる千夏、流石に他の役者(除く有森也美)に比べて頭一つ二つ演技力に差が出ていた。そして可愛い❤️
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