この二人の監督の短編作品「シャス・ロワイヤル」がとても良かったので、楽しみにしていました。
子供達の素のリアルが映画の中に溶け込んで、キアロスタミ監督作品みたいに、どこまでが現実でどこからがフィクションなのか分からなくなる独特な緊迫感に魅せられました。
ただ、この表現が上手く回っているかというと、ちょっと弱いし、キアロスタミみたいな魅力には昇華されていない気もします。
それでも、撮られる事で変化していくオーディションで選ばれた子供達の、実の姿とそれを元にした自身を演じことが、微妙に混じり合って不思議な感じは良かったです。