Le bleu du caftan/The Blue Caftan
モロッコ、海沿いの街、サレ。旧市街の路地裏で、ミナ(ルブナ・アザバル)とハリム(サーレフ・バクリ)の夫婦は母から娘へと世代を超えて受け継がれる、カフタンドレスの仕立て屋を営んでいる。伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩するハリム。そんな夫を誰よりも理解し支えてきたミナは、病に侵され余命わずである。そこにユーセフ(アイ ユーブ・ミシウィ)という若い職人が現れ、誰にも言…
モロッコ、海沿いの街、サレ。旧市街の路地裏で、ミナ(ルブナ・アザバル)とハリム(サーレフ・バクリ)の夫婦は母から娘へと世代を超えて受け継がれる、カフタンドレスの仕立て屋を営んでいる。伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩するハリム。そんな夫を誰よりも理解し支えてきたミナは、病に侵され余命わずである。そこにユーセフ(アイ ユーブ・ミシウィ)という若い職人が現れ、誰にも言えない孤独を抱えていた 3 人は、青いカフタン作りを通じて絆を深めてい く。そして刻一刻とミナの最期の時が迫るなか、夫婦は“ある決断”をする。彼らが導き出した答えとはー。
メモ
私にとって名画だ
青いカフタン布、刺繍が出来ていく様が折混ざりながら、描くもの全て美しい。光に映える墓地さえ美しい。
ミカンの描写が効いてたな。
ミナ、夫、ユーセフの3人の心の交差が危うい…
ホテル尾花の月イチ映画祭にて。
改めて思うけど県庁所在地で唯一映画館の無い市で有名ならココ奈良市でこーいう映画祭を開いてくれるのは本当にありがたいし嬉しい。作品チョイスは自分が普段見ないようなジャン…
美しくとても優しい作品です☺️
綺麗な青いカフタンが
仕上がっていくにつれ、
妻の命の灯火もつきかけてゆく...
刺繍🪡を刺していく繊細な指先、
語らずも目線や眼差しで伝わる想い...
描かれる…
妻ミナの愛からくる監視の目が、夫ハリムに迫る様子が怖かったが、観てるとミナが病気である事や夫ハリムの愛や性的指向に疑いを持っている事がわかってくる。ミナと生きることを選びながらユーセフに惹かれていく…
>>続きを読む視線で全てを語る、官能的な映画だった。
愛の種類にかかわらず、心の奥底で繋がっている人間同士は、視線だけで、お互いの想いが伝わる。
それを映画的に表現するのは難しいと思っていたが、この映画では、達成…
ラストシーンが良かった。宗教的に青いカフタンを死者に着せるなんて、絶対タブーなんだろうけど、2人にはそんなこと関係ないんだろうね。妻の愛することを恐れないでわという一言もすごい。カンヌもなかなかやり…
>>続きを読むなんて素敵なラストシーンなんだろう。通りすがりに怪訝そうな目を向けるおばさんと、興味津々な子どもの無垢な視線が対照的でとても印象深かった。
この監督は視線を撮るのが本当に上手いなって思う。感情の動き…
映像がものすごく美しい映画で、特にカフタンを仕立てていく場面の刺繍の美しさなどは目を見張るものがありました。
途中で思っていなかった方向に物語が展開して、イスラムの文化の伝統を守る姿と、イスラムで…
© Les Films du Nouveau Monde - Ali n’ Productions - Velvet Films ‒ Snowglobe