このレビューはネタバレを含みます
もっと「同性愛」にフォーカスした映画だと思ってたけど、割とヒロインの女性が病に冒されて亡くなるところに重きをおいて描かれていた。
感じたこと
ルールや社会における暗黙の了解、「こうであるべきだ」とされていること
一体、それらはどれだけ重要なのかを考えさせられた。そんなことより、「自分が」どうしたいのかが大切なんじゃないか?
でも、「自分のこうしたい」を邪魔される社会は存在する。その中でいかにして折り合いをつけながら自己表現、自己実現していくか。
最後、青いカフタンを纏って運ばれるヒロイン。イスラームのやり方に則って白い布で包むのが「普通」だから、街ゆく人にジロジロ見られる。でも、生前彼女がそのカフタンを見て、素敵ねと言っていたことを覚えていた主人公はそれを着せてやる…
これこそ監督が社会に言いたかったことなんじゃないかと思わずにはいられなかった。
わたしが、1人の人間として、どうしたいか
なんか良い終わり方だったと思うな