イスラム社会でホームステイの旅行をしたような錯覚に陥る作品。
これまであまり画像としてイスラム社会の銭湯（公衆浴場）は姿を見ることはなかったが
今回初めて見せていただき、興味がわいた。
男湯と女湯が分かれているのは当然として、サウナなのか、シャワーなのか？お湯なのか、水なのか？下着（下の方）は着用して入っているようだが、入浴後は当然着替えてから帰る人もいるんですよね？
物語の背景にイスラム文化が大きく影響しているのが分かる。
作品内にもアザーンに合わせて祈りをささげる場面や、葬儀のシーンなどのほか、イスラム道徳警察から職質を受ける場面もある一方で、日本の社会と同じように権力者の奥さんが旦那の権力を見せつけようとする場面や夜のコーヒーショップに夫婦で立ち寄りタバコを２人で吸いながら楽しむ場面もある。（イスラムなのでもともとお酒はX）
また男同士のスキンシップから目覚めてしまうことも実際にあるということですね。
ストーリーに戻ると、青いカフタン、実際にはご主人が奥様にプレゼントするつもりだったのでは？ 結婚式に着たかったという奥さんの言葉からも奥さんへのサプライズだったのではないでしょうか。実際には間に合わなかったものの、奥さんには最高の旅装束になったのではないでしょうか。
