地味な作品でしたが、感動致しました。
美しい作品でした。
『モロッコ、彼女たちの朝』と同様、この映画もスマートフォンの類は一切出てこず、音楽はラジカセで1990年代にも見えるし、現代にも見える。
屋内撮影かつ、近影が多い印象の本作品、内容が内容だけに、同性愛が禁止されているモロッコでは大っぴらに撮影出来なかったからなのかな?と思いました。
ハリム的に恋愛感情はなかったけど、ユーモアがあって強く美しい妻の望みを叶えるラストが良かったです。
何だかんだ言っても、ハリムとミナは良い夫婦だったのでは。
ハリムの恋人で若いユーセフも、最後はミナの事を愛すべき肝っ玉母ちゃんみたいに思っていたんだろうな。