かー

レーチェル レーチェルのかーのレビュー・感想・評価

レーチェル レーチェル(1968年製作の映画)
3.7
全くどういう映画か知らないで観ましたが、おもしろかった。独特のカメラワークと、主人公のキュートさ。アテネフランセで加瀬亮さんと中原昌也さんのトークつきで観たのですが、加瀬亮さんがかなり言語化してご自身の解釈をお話ししてくださって、俳優さんてすごいなぁと思いました。本読みってつまり人間について考えること、と仰っていて印象深かった。備忘録でもあり、言語化の訓練と思ってフィルマークスやってますが、ほんとうにしっかり観て思ったことや考えたことを言語化しようとすると割と結構なエネルギーを使うので避けがちだけど、久しぶりにじっくりじっくり考えて言語化して友達と夜通し映画の話でもしたいなと思いました。

加瀬さんの言葉を借用して。
主人公が抱える問題は3つ。父からの愛、子どもの頃にいじめられた記憶、母からの抑圧。そしてブレークスルーポイントが2つ。教会のシーンと、昔住んでた家に入っていくところ。

そうして彼女はいろいろなものから抜け出して、強く歩んでいきました。何かが起こる。うまくいくかもしれないし、そうじゃないかもしれない。でもまあ自分で選んだ未来ってワクワクするよね。みたいな感じでラストシーン好きでした。
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