このレビューはネタバレを含みます
「SNSの功罪」
とりあえずミーガンちゃんがボコるべきはクソ犬でもクソババアでもなく、オタ趣味を蔑み蹂躙するクソクソカウンセラーだと思います💝💕💖
悪趣味な映画だなぁと思いつつ、ミーガンちゃんが段々可愛く思える自身もまた悪趣味な人間なのか？この辺は後述…。
ホラー演出は期待ほど多くなく、子守りAIの暴走が淡々と続く印象。
ティッシュを差し出すカットや森での出現カット位かな、恐怖演出って呼べるものは。
個人的にありがたいのはドでか音量で驚かす嘘ホラー演出がほぼほぼ無かった事。あれほんと嫌で…すんません。
ラストに近づくにつれ何となく予想してた「少女が自らの意思でミーガンを停止させることで親の死を乗り越え成長する」ってオチは正解ではあったが、まさかのロボット肉弾頂上決戦という形だとは…。
で、最初のSNSの功罪について…
今作は(度合いはさておき)ホラー映画ではあるが、そのプロモーションにミーガン役の子役の撮影風景がよく使われ、SNSでも散見されるように、可憐で俊敏な動きは目を見張るものがあった。
あったが故に、どんな恐怖を煽った演出も「あの仮面の下の少女は楽しそうに撮影に望んでたなぁ」と、ホッコリが上回ってしまった。
もしかしたらSNSで見かけなかったらそんなに興味は惹かれなかったかもしれないし鑑賞に至らなかったかもしれない。
そういう意味では各プロモーションや一般ユーザーの投稿は功罪の功を生み出しただろう。
ただ、逆にその内容が作風に相反し過ぎた事で、制作側の想定していない温度差が生まれてしまったのかもしれない。これが功罪の罪。
もしかしたらホラー映画でありつつもミーガンの可愛さや面白可笑しさを押し出せばバランス取れたのか…？いや難しいねぇ～。
