「ジェームズ・ワン×ブラムハウス」という煽り文句に、こういう系は眉唾ものと分かっていながらも結構楽しみにしてた本作。
いやまぁ、眉唾だったかなぁ。
なんだかミュージカルだなとか、割と子供向けポップ路線なのかとかもそうだし、やはり全体的にかなり抑えめな印象を受けた。ジャンプスケアも全くと言っていいほど無いし、何よりグロがめっちゃ規制されている感じがした。サイバー攻撃も良かったしAIだから分かるけど、折角超人的なフィジカルあるんだからもっとグチャミソにしてくれていいんだよ。
ただ終始不気味の谷を彷徨うようなビジュアル自体とモンスター的異様な挙動とかは良かった。
あとケイディはディズニーキャラみたいな顔面の感情演技が可愛かったな。
続編あるらしいので、もう少しエスターちゃんの悪知恵とかチャッキーくんの悪趣味を学習（バージョンアップ）して、次世代を担うセンシティブなホラーアイコンとして頑張ってほしい。
けどチャッキーと違って流通する前に騒動起こしちゃったから、もう同型でカムバックするのは無いんかな。それはそれでむしろ逆チャッキー的に、互換性の利くソフトウェアモンスターならではの恐怖もあったりするのかもしれない。
眉に唾を付けながら期待してます。
