ツクヨミ

M3GAN/ミーガンのツクヨミのネタバレレビュー・内容・結末

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

少女の喪失と回復ものか?と思ったがしっかりスリラーでかつキャッチーなAI人形。
ブラムハウス製作ジェームズワンがプロデュースということでアメリカ本国でガチバズりしたらしい本作、いざ見てみるとキャラのパワーといろんな要素が合わさったエンタメ作品でけっこう楽しめた。
まずオープニング、懐かしい感じな動く人形おもちゃのキャッチーなCMからスタート。するとそのおもちゃを持った子どもがいる車内映像から大事故になるリアルなハプニングでびっくりして初っ端からキャッチャーさとスリルにギャップ面白いと思わせられる。
そしていつの間にか事故から一人生き残った少女と保護した叔母の関係性が見え、叔母が人形おもちゃの製作仕事をしていることからストーリーがじわじわと形成。家族を失った少女の喪失と仕事に悩む叔母両方の問題を解決するために"M3GAN"が作られる展開はなかなかに納得がいって良い感じだ。
あとはメインとなる"M3GAN"のゆっくり暴走は確かに小気味良いというか、ちょい怖い感じがキャッチー。"ターミネーター"的な主人に危害を加えたものは許さないスタイルが徐々にエスカレートしていくのは王道で面白いし、やはり"M3GAN"の独特な動きと造形がクセになる。明らかにやべー人形なんだがどこか魅力的なのがウケそうというか、日本ではそうでもなさそうだけどアメリカではウケるデザインて感じがマスト。
そして全てをぶち壊し絶望に至る展開からの少女の旧タイプ使用による逆襲はめっちゃ"トップガンマーヴェリック"みたいにエンタメしてるなーと納得。やばい感じのスリラーじゃないけどいい感じにエンタメ仕様なスリラーでわりかし好きかもなこの映画ってシンプルに感じた。
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