このレビューはネタバレを含みます
「ターミネーター」公開からほぼ４０年。
ロボット（外見）よりもAI（中身）の方がメインな感じの映画だった。
その実「ミーガン」は可憐な少女型でダンスも披露する。「アイ・ロボット」や「エクス・マキナ」のそれとは違ってぱっと見、人間そのものに見える少女が大人たちを冷酷に惨殺していく姿は流石"ブラムハウス"だな。と。
いきなり両親を亡くしたケイディと彼女を引き取る事となった叔母のジェマ。家族という関係には至っていない時に、いきなりやってくるミーガン。最初は完璧な姿だったAIが狂っていく様は、いつか人類が経験する事になるかもしれない。それくらい昨今のAIの進歩は凄まじい。時代にマッチした作品でもありました。
とは言え、いちいち杓子定規な躾をしたり、食事中でも遠慮なく知識を披露するAIはいつか嫌われそう。
AI人形は親に成り得るのか？
そういう映画としておいしいポイントはうっちゃって、ひたすらミーガンが暴走するのを描く点もブラムハウスらしいよな。
流石にあの程度の水を被っただけで動作不良を起こしてしまったのはプロトタイプだったから？
あと、人間の耳はそんなに伸びないよ（笑）
続編もあるらしいので、パワーアップしたミーガンを楽しみに待つことにします。
