夜行列車に乗ったカリート

M3GAN/ミーガンの夜行列車に乗ったカリートのレビュー・感想・評価

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)
2.5
AI制御の自動人形が襲ってくる、王道SFホラー映画。
予告編だけ見れば本編は見なくて良いかもしれん。

開発段階の児童用自動人形を、姪の児童に与えたらワーッ…となる話。

チャイルドプレイの殺人鬼の魂が、AIに置き換えられた感じ。
思った通りにストーリーが展開されるので、王道と言えば王道なんですが、予想通り過ぎてなかなかに退屈な面もある。

こういったSFによくある話ですが、とにかくミーガンが万能過ぎですね。ネットワークに侵入してIOT機器を自在に操り、人間を翻弄します。
そもそも開発段階で人を殺傷できるほどの出力を与えておくことが間違いでは…と思ってしまう。ユーザーを危険から守るための機能かもしれんが。

まぁここまでではないにしろ、将来的にこんなロボットが開発されそうだ…という、ちょうどよい未来感があって、そこの面白味はありますね。
この辺の問題は、例えばAIの自動運転で、車が人を引き殺したらどうするのか…とか現代でも考えられる問題提起にも繋がっているかと。

作品としては、得てして普通の映画でした。