90年代生まれ

OUTの90年代生まれのネタバレレビュー・内容・結末

OUT(2023年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

今年ワースト作品が決定しました。
ドロップが大好きで
小説も読みました。
ドロップのファンとしては
この映画は駄作です。
ドロップの後日談らしいですが
認められません。
ドロップにあった
狂気性やリアルな喧嘩の恐ろしさ
バイオレンスな緊張感が
全て削ぎ落とされた
マイルドヤンキー映画に成り下がってました。
特筆すべき点は井口達也像が
ぼろぼろでした。
井口達也はあんなにアホでは有りません。
井口達也は女の扱いがあんなに下手では有りません。
井口達也を怒らせたらあんなものではすみません。
井口達也はバイクの後ろに乗ったくらいじゃ喜びません。
井口達也のカリスマ性や狂気が
この映画からは伝わってきません。
なのでドロップの達也とは別人です。
それと
仲間の族のキャラの薄さも
ドロップの時の
わんこー並みにキャラが薄い。
森木のようなキャラ立ちしたキャラが存在しないのも残念。
ここまで悪態をついてきましたが
良かった点もあります。
それは
品川作品の醍醐味の
アクションシーンです。
大ぶりで迫力のあるアクションシーンは
今作も楽しかったです。
三兄弟の兄貴の最初の喧嘩シーンで
三角締めを極めたのは
喧嘩の流れからしても全然有りな動きなので
大胆で有りながらリアルな格闘術を混ぜてくる辺りは感心しました。

否定ばかりしてても意味がないので
筆者はこの映画の楽しみ方を一つ考えました。
主人公を入れ替えることでこの映画は楽しくなります。
ドロップのヒロシだと思って見ればいいのです。
ヒロシが偽名を使って
井口達也を名乗ってると思えば
面白く見れます。
ヒロシも大人になったな〜
と感心できます。
ヒロシならあのスケールで
ちょうどいいのです。
高校生くらいのヒロシのスケールです。
今回の主人公からは井口竜也の器は感じれなかった。