"人生はおとぎ話じゃない…しくじったら…それは君の問題だ…他の誰でもない…"
もうドン底…あの時は明るい未来が目の前にあった…19万ドルの高額宝くじに当たったレスリー…だがあっという間に無くなった…全てアルコールに消えたのだ…
行く当てのないレスリーは、一人息子ジェームズの元に身を寄せるが、またしてもアルコールで息子を裏切ってしまう…
アルコール依存症により落ちるところまで落ち、友達や家族からも見捨てられたレスリーが、ひょんなことからモーテルの奇人変人と出会い、更生への一歩を歩き始める物語…前評判の高さに惹かれての鑑賞です…凄いです…
アンドレア・ライズボローの凄まじい演技が、前半のレスリーのクズっぷりに拍車を掛け、"あ〜あ、やっちゃった…やっぱりね"という展開に胸が痛い…
全く共感出来ません…徹底的にクズですレスリー…ところがストーリーが進むにつれ、そんなレスリーをいつの間にか応援している自分がいる事に気が付きます…更生しようと決意したレスリーに"飲むなよ〜飲むなよ〜"とハラハラしたところでラストはまさかの大泣き…
ベタと言えばベタな展開なんですけど…もう一度言います…アンドレア・ライズボローの演技が凄すぎて…アカデミー賞主演女優賞のノミネートでは、色々物議を醸し出したみたいですが、今作での演技はノミネートに関して誰も文句の言いようがないとは思います。
大作ばかりが映画ではなく、規模は小さくとも、本作のようや良作のインディペンデント系映画も評価されるべきなのでは？
しっかし、こんな泣くとは思わなかった…
