クズ人間は、素質と環境でできあがる。
思いのほか刺さるし、自分もまだどうにかなるかもと思えてくる。
ありきたりで見慣れたクズ人間の主人公が、覚醒してからものすごく応援したい対象に変わる。
終わりもありきたりなハッピーエンドだけど、本人じゃない限りわからない辛さを近くで見たせいか、ものすごく充実したものに感じる。
このドラマは本人たちにとっては本当にとっても特別で、でも実はありふれた、ありきたりなものだなあと随所で感じた。
その人をその人たらしめるのは、本人の自分への認知や扱いの前に、周囲からの扱いなのだと教えてくれる作品。