素晴らしい。
スタントマンではない！アクション俳優なんだ！でも顔は映らないんだ！
前半はいつもの香港カンフー映画黄金期のハイライト、「ブルース・リーはやはり偉大」「サモハンがやれと言うんだからやるしかない」「ジャッキー・チェンのアクションコメディーがトレンドに」「8階からプールに飛び降りる映画を観たから、俺は9階から火に飛び込んだ」「金はかなり儲かるが、全て酒と賭けに消えた」などといった内容で、もちろんそれらは安定の面白さなのですが、後半から本作は”香港カンフー映画の今”と向き合っているところが他とは違う。
「中国本土には優れたカンフーマスターはたくさんいるが、スターはいない」
香港の誇りを映画に懸けて。
香港カンフー映画の衰退とレジェンド達の高齢化、そして後継者不足。
若者がカンフースタントマンになりたいという夢を持っても叶える場がない。
“あの頃はよかった”から”今こそ未来のために”と現実に向き合う黄金期のスタントマンたちに胸が熱くなりました。
最後の最後に『霊幻道士』のラム・チェンイン師匠！
