小生はジャッキー世代で『酔拳』から映画が公開される度に映画館に足を運び観に行っていました。カンフーや修行の真似をして学校では友達と遊んだことも懐かしいです。
その当時はアクションスタントマンという存在すら知らず、ただ単に「凄いなっ!!」という本当に裏方な存在。
本作は当にその表に出なく名前を知らないスタントマン達が体を張って作品に貢献したことをインタビューと映像を交えたドキュメンタリー。
古くは京劇や体操経験者が行っていたのですが、ブルース・リーからアクションの質が変わり、80年代の香港映画黄金期を経て衰退していき、現在は若手を育成しながら映画界を盛り上げようとしている、というお話しで懐かしのサモ・ハン・キンポーや何名もの有名人なが何度もインタビューに答えます。
当時のメイキングを観ると、CGやワイヤーも無く本当に命懸けという言葉がピッタリで、また、ライバルも多く依頼を断ると仕事が付かなくなる厳しさもある一面も大変な職業だなと感じました。
ドキュメンタリーのわりに全編にBGMが掛かり少しうるささを感じました。
また、インタビューに答える人の名前等が縦で字幕が入り回答の字幕が下に入るのですが、目線が行き来して疲れます。名前等の字幕も下に統一の方が良かったなと思いました。
とにかく数々の有名作品の裏では大変なスタントがあったこと、主人公の代役として演じていたこと、彼等なくしては作品が成立しないのがよく分かりました。
これを気に昔の香港映画を見直したくなりました。
映画館:ユナイテッドシネマ
視聴環境:字幕版、2D
パンフ:保留中