みや

カンフースタントマン 龍虎武師のみやのレビュー・感想・評価

3.5
香港カンフーの全盛期から現在までを往年のスターや監督、そして本作の主役であるスタントマン達の証言で振り返るドキュメンタリー。知ってる顔多数。
若い頃のサモハン、結構イケメンだった。

なぜカンフー押しだったのかなど歴史を知る事ができて良かった。
途中までは懐かしい映像もあって楽しかったけど、衰退していくところは寂しくなる。香港から本土が主流になってるようで、自由に作れなくなったら嫌だなって思う。

常々、京劇の人達の身体能力は異常だと思ってるけど裏付けられた膨大な練習量に納得。そしてそれを武術と融合させて映画の世界へアップデートさせた李小龍は別格なんですね。

スタントマンがやって死ななかったら俳優がやる、なんて事がまかり通った時代。3階から落ちるのは当たり前みたいになってたし、こんな長い階段あったら毎日転がってたって言ってて笑った。

映画館でなくても、この時代が好きな人は見て欲しい。
ドンピシャ年代のジミーウォング師匠の名前は一言もなかったけど、彼はカンフーというかストーリーがトンデモなだけだった。笑
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