前半は数々の名作の舞台裏が中心で、『龍的心』の爆破スタントは錢嘉樂・元華らが担当、『天地黎明』のバトルは谷軒昭・凌志華らが担当、 『天使行動2』の李賽鳳のダブルを唐季禮が担当、元武が『五福星』『クーロンズソルジャー』等で危険なスタントを演じていた等々、貴重な話ばかり。その中でも危険なスタントを数多くこなしていた錢嘉樂には驚嘆させられる。後半は、龍虎武師の2ndキャリアや次世代育成の話。龍虎武師全員が武術指導になれる訳でなく、大陸では武術指導の地位は低いんだとか。どんな業界にも栄枯盛衰があり、香港映画も例外ではない。嘗ての輝きは失われつつあるが、次世代の育成に一生懸命取り組む錢嘉樂や董瑋を始めとする''武師''の方々には頭が下がる思いである。そんな厳しい業界で奮闘する次世代のスタントマンの方々には是非とも頑張って欲しいと思う限り。
ちなみにジャッキー・チェンへのインタビューも撮影されたが、肖像権の関係で現在流通しているバージョンではすべてカットされているとのこと…残念。
