添

カンフースタントマン 龍虎武師の添のレビュー・感想・評価

5.0
当たり前なのだけど、一つの作品で大目玉になるスタントシーンが次々と大盤振る舞いされ、おそろしさと凄まじさに始終顔が引き攣ってしまった。
70〜80年代の香港映画流行の話を中心にしていて、ジャッキーやサモハン、ユンピョウ、ラウカーリョン作品を全然見てないので歯痒い気持ち(ただ錚々たるメンツが出演しているのは理解できた)。
隆盛を朗々と語る姿は子供のように目をキラキラさせ、その反面スタントマンの影の部分や衰退を語る時は自省的になる人もいて、想像以上の過酷さだった。
スタントマンの有名なシーンは勿論、中国映画との違いや現在の香港映画の状況、若者たちの心情もカメラに納めており、とても重要な作品だと感じた。
めちゃくちゃ余談だけどでっっっかいスクリーンでドニーさんの下まつげを目一杯浴びる貴重な機会だったのと、ウーピンさん紹介でワンチャイの竹階段シーンの詳細がわかったこと、
ラムチェンイン先生の映像が特別枠だったのは個人的に拍手拍手でした。
添