コーダのriikoのネタバレレビュー・内容・結末

エール（ベリエ家）、コーダあいのうた（CODA）と同じく聾唖者をテーマに扱った短編作品。24分と思えない見応え。

聾唖者の男性にCODAであることを告白する瞬間の映像の"揺れ"がすばらしい追体験だった。
あの"揺れ"は聾唖者と健聴者の聴こえ方の差を示してるんだろうか、それとも「2つの世界で生きている」と苦しむ葛藤を表していたんだろうか。

CODAをテーマにした作品を3作観てきた中で、CODAが聾唖者になろうとする切り口や葛藤をダンスで昇華していく様はまた新しい価値観を与えてくれた。
プロデューサー自身もまたコーダでありダンス経験者とのこと、さもありなん。