リタ

イヴの総てのリタのネタバレレビュー・内容・結末

イヴの総て(1950年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

大名作「サンセット大通り」とアカデミー賞を競った
これまた大名作映画

イヴが本気で腹立つ笑
いつの間にか共感するのはベティディヴィス側に笑
なびかなかったマーゴの彼氏さいこー

ほんといい子ぶってて白白しい…と
イヴを付き人並みに意地悪に見てたら
後半、眼光鋭く豹変してドキッとした。
素でいい子ぶった空気の女優なのかと思った。
上手な演技だったんだな。

ベティディヴィスはまんまそういう人間、に見える。
そう思わせるのは、
当たり前だけどこちらも上手だからでしょう
(こんな大女優達に上手いも何も失礼だけども)

しかし、一番見た目が綺麗なのは
オーディションに来た子だなと思ったら
マリリンモンローだった。
可愛すぎ。女優が沢山いる中でも目を惹く。

あとラストでイヴの部屋忍び込んでた子も綺麗だった


怖いのはイヴじゃなくて、
若手女優の野心を利用して言いなりにさせる
虚栄心の強いおじさんだなと思う

当時の女性の地位の低さを皮肉っているというか

どうせイヴも、マーゴみたいに
ある程度したら構われなくなるんだろう。
そしてより若い女優におっさんのパトロンがついて…
って。

そんな繰り返しが示唆された、
ぐったりな終わり方だった。

昼ドラみたいな女同士の愛憎劇を期待して見たから
モヤモヤする。
現代にも通ずる問題提起。
リタ

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