万年少年少女

生きててごめんなさいの万年少年少女のレビュー・感想・評価

生きててごめんなさい(2023年製作の映画)
4.2
人生の転機はふとやってきて、
そこで自分が掴むかそして掴めるかの選択で人は生かされる。
それを逃せばもう次来るのはいつなんだろう。

一方で、積み上げたきたものが崩れ落ちる時は一瞬。
そんな人生の分岐点・転機点を対照的に見れました。

修一は編集者として締切の大事さがわかっているのにも関わらず、
自分の締め切りは間に合わない。
自分への人生への甘えが出ており、業界での先輩との意識の格差に納得。

タイトルで少し損しているかなと感じた。
もっとポップで良かったのではないかな。
愛の形に悩んでいる人、夢追い人、すぐ泣いちゃう人におすすめです。

結末も好みで、結局二人でいることや恋人の意義や正解を考えざるをえない。
修一が好きでもない人を気になっている発言するのはまだ強がる性格が変わっていない証拠かな。先輩に原稿の出来具合を豪語するのと同じ。もっと弱みを見せることを学ばなきゃ。対照的に修一をまっすぐと見つめる莉奈は最後まで可愛らしかった。

まだまだ大人になりたくないなあ。