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生きててごめんなさいのNoveのレビュー・感想・評価

生きててごめんなさい(2023年製作の映画)
3.8
生き方がうまくできない女の子。
その女の子に惹かれ、一緒に住む作家志望の出版社の社員。
社会にうまく対応できず仕事も長くは続かない。自分勝手で、直ぐに逃げ出す。
親からも見放されている。
友だちもいない。
人に迷惑をかけるつもりはないが、結果的に迷惑になってしまうこともある。
そんな彼女を魅力的と捉えるか、ひとりでは生きていけない可哀想な子と見るか。
感性豊かで、自分に嘘をつけない。
作家になる人は、人とは違う視点を持っているから面白い。
なかなかこのような主人公を演じると、わざとらしく作られた不自然さが気になるところだが、初めの5分で、しっかりと彼女の魅力を見せつける。後は、いつ壊れかもしれない彼女が気になって仕方なくするところがうまい。
踏切は、かなりドキドキするところ。
生きててください。
Nove

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