フクロウ

ポーカー・フェイス/裏切りのカードのフクロウのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

設定ははちゃめちゃだが小さくまとまった作品。スタンドバイミーばりの賭博悪ガキ5人組がそれぞれカジノ会社経営2人、政治家(大臣)1人、作家1人、アル中1人となり。主人公は膵臓癌で余命宣告を受け、今は疎遠になった5人と腹を割って話をするため、一人500万ドルチップでのポーカー賭博を持ちかけ、自宅で全員に毒を盛る(致死量ではない)。なんだかんだ腹を割って話ができ、途中強盗や妻娘の介入もあったが無事解決。最後は4人+妻子での遺言執行。結局、人生≒賭博で、ギャンブル依存症団体には寄付≒奇跡が与えられ、そして人は成功するにせよ失敗するにせよ、特に失敗する場合に、それでも次に行くことが大切、というあたりがメッセージか。世阿弥『風姿花伝』にも通じる。
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