りょーこ

大盗賊のりょーこのレビュー・感想・評価

大盗賊(1963年製作の映画)
4.0
狭い日本にゃ住みあきた!
南海に暴れ廻る海の男のキモッ玉

滅茶苦茶壮大な大人のおとぎ話です☆

最新の合成技術を使ったり、円谷お得意の素晴らしいクオリティのミニチュアがあったり、キャストも豪華でとんでもない!!

一番驚いたのは天本英世(笑)
いや、気付かないよそりゃww

ねるねるねるねのおばーちゃんみたいなんだもん!

そんな元気一杯の60年代邦画(* ゚∀゚)ノシ



海賊の汚名を着せられたので、海賊になったるわ!と南海を目指している呂宋助左衛門(三船敏郎)。

が、嵐に遭い、黒海賊に襲われ、財宝も盗まれてしまった。

その後、エロ仙人に助けられた助左衛門は、領主たちが黒海賊と関係してると睨み、潜入することに。

しかし、領主は病に倒れており、宰相(中丸忠雄)が魔女たちと手を組んで裏で動いていると判明。

助左衛門は、山賊(水野久美)らと共に悪を成敗しに向かうのだが……



魔女さんが天本英世www
ぴょんぴょん跳ねるし妖しいし、もう全く気付かなかったわ!

宰相に取り入るのは草笛光子。
妖艶キャラなんだけど芯の強さが出ちゃって、エロよりカッコいいタイプの素敵な女性だった♪

そして我らが兄貴、佐藤允は黒海賊のボス!
三船とのバトルでは九尺棒を使う殺陣で孫悟空みたいでした!!
普通六尺までしか使わないとのことで、九尺を振り回すのは滅茶苦茶大変だったらしい☆

サイ使いは田崎潤。
日本映画でサイを使う殺陣はこれが初かも?とのこと!!

山賊の水野久美は相変わらずクールビューティ!
キッ!としつつ、たまに女性な表情を見せるのがほんと素晴らしいなぁ~

そして三船敏郎!!!
殺陣がねぇ~惚れ惚れしちゃうよね(*´艸`)
刀も拳も振るったあと、きちんと止まるのがイイ!
残心が美しいんですよね☆

特典にはメイキングとして当時の撮影風景やメモ!
これは貴重だ!!

てなわけで、続いて姉妹作『奇巌城の冒険』へ♪
りょーこ

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