ゆうな

炎上する君のゆうなのレビュー・感想・評価

炎上する君(2022年製作の映画)
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フェミ映画🎞️!

30歳差未成年と真剣交際できるや、医学部入試など語られる社会問題それぞれが、そのまんま実話なものだから、きっとそこにアンテナを張っている人が監督なんだろうなって安心感があったし、ストーリーの大枠は愉快でちょけているので、とりあえず50分弱なら友達を映画館に放り込んでもいいかも。

痴漢やすっぴん、ダル着、日常生活には溢れているのに、映像となると見られないものが詰まっていて、元気出た。「消費されない女になりたかったのに」って私だ。でも逆張りで、好きなものを諦めるのも違うくて。自分自身とフェミニズムとの距離感なんかも考えた。
映画中色々考えるのに終わると8割忘れてるのやだね。

LGBTQのセクシュアリティの方へのマイクロアグレッション、Twitterとかで見かけるやつだった。他者のセクシュアリティを一過性のものと決めつける。そんな人と対面したことはないけれど、私はそうならないでいたい。「きみは悪くない」ね。

監督のふくだももこさんがこれまたエネルギッシュで、産後うつでストップした話もあったけれどこうして作品を完成して世に出してくださって、とても魅力的だった。
文化の盗用だけ、どういう立場か気になるかも。いかつく見えるって理由のロックスヘアだと辛いな。

追記 6/9/2023
原作を読んだ。
やっぱり本が好きだと思ったとともに、誤解を恐れずに言えば、逆とも言える結末に持っていった福田監督が頼もしい。

原作感じ度は、
君たちはどう生きるか<これ<ONE PIECE
て感じ?君たちは、原作って扱いなのか微妙だし、ONE PIECEはファンにとっちゃ大事なシーンが欠けてるのかもしれんけど。
ゆうな

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