ankyh321

零落のankyh321のネタバレレビュー・内容・結末

零落(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

WOWOW で鑑賞。ナルシストで誰にも心を開けず、それでいて自意識過剰な孤独な漫画家、薫を斎藤工が演じています。結婚してるのに奥さんとの間も上手く行かず別居。唯一、飼い猫とも離れ、出張ヘルスの猫目の女。ちふゆ(趣里)に心奪われていく。でも、その人物は離れていく。
こういう、影のある役が似合ってしまう、斎藤工。
イケメンだから、許せる内容。パッとしない男でも、イケメンって得だよなぁ。
男にせよ、女にせよ、寡黙な人はミステリアス。
この主人公、薫は売れるより、自分の信念がある作品を描きたいんだけど、それだと売れない。
アシスタント、編集者、妻から色々言われ、『売れる作品を描けばいいんだろう‼︎』と、逆ギレ。
泣けるような、バカでもわかるストーリーの方が売れる世の中を心底馬鹿にしていて、後半は最悪な人物に。
結局は妄想、想像の中の猫目の女(玉木ティナ)に、『あなたはバケモノ』と言われ終わる…。
監督、竹中直人なのかー。なんか暗い映画でした。
ankyh321

ankyh321