このレビューはネタバレを含みます
前作の「サイレントラブ」にも感じていたことだが、内田監督はあえて過剰な演出をすることによってミスリードを引き出し、人間の欲求を満たしているように思える。「サイレントラブ」では過剰な描写に引っかかってしまい、あまり楽しめなかったが、今作はその過剰さが設定的に丁度良かったので、楽しめた。
ジェットコースター型サスペンススリラーということで、ミスリードのオンパレード。マッチングアプリの結局連続殺人犯がトムであることが最後明かされた。疑問点はトラブルを犯しているトムに何故マッチングアプリの使用を禁止させないのか。また、何故トムはリンカのことを好きになったのかがよく分からなかった。疑問点もあったが、最後まで展開が読めなくて、面白かった。