内田監督ということで、どうなるかなぁと思いながら不安半分で観てきましたが、やっぱりいろいろツッコミどころ満載でした。
『マッチング』というタイトルの割にはマッチングアプリはギミックの一つでしかなくて、どちらかというと主人公周辺にいるヤバイやつらが話を勝手に進めていく感じの映画かなと。
各登場人物の行動原理が分からなくて、なんでそうなるんだ？が結構ありました。
途中から真犯人は配役からわかっちゃいましたね。これ系の作品あるあるの展開が結構続くので、映画をたくさん見てきた人には目新しさはあんまりないかもです。
画作りや演出面でも、ちょっとちぐはぐさを感じる瞬間がありました。
土砂降りの雨なのに妙に明るいとか、会議中にそんなにプライベートの話しないだろとか、クローバーのギミックが説明的過ぎるとか、ちょいちょい気になる演出があって、話に集中できない瞬間があったのは否めませんでした。
ただ、役者勢はきちんと仕事をしているから最後までしっかり見ることができました。
