あまのうずめ

離ればなれになってものあまのうずめのレビュー・感想・評価

離ればなれになっても(2020年製作の映画)
2.0
1982年16歳のジェンマとパオロは暴動を見に行き流れ弾に当たったリッカルドを病院へ運ぶ。以降3人の友情が始まる。パオロはクラスメイトのジェンマと付き合うが、ジェンマは病床の母が亡くなったことで伯母の住むナポリへ引っ越すことになる。


▶︎40年余りの4人の友情と愛情の物語。とは言うものの何にも迫っておらず、表面的に歴史を追っているだけで浅い。

弁護士、教師、映画の道にそれぞれ進んだ三人の男と絡み合う女一人の構図もベタだが、臭い芝居に目も当てられない。高校を卒業してからを演じるのには無理のある年齢の役者たち、もう少し長く若手に演じさせて良かったはず。

時折見せたカメラ目線で話す演出も一貫性がなく無意味で、不平不満ばかりの歴史に付き合わされただけで、50代になって好転しましたというだけの内容だった。