予告編を見て気になっていた。素直に「真っ直ぐな良い映画を観たな。誰かにお薦めしたい」と思えた作品。イタリアを舞台に男性3人と女性1人の幼なじみの40年に渡る友情と愛情の物語。人生って、生きている限りは素敵なことも辛いことも、出会いも別れもあるけれど、やはり気心知れた友達がいるというのはいくつになっても良いなと思う。
⚠️以下、ネタバレありなので注意⚠️
私にも3人で仲良くしている学生時代の女友達がいて、一緒に婚活をしていた時にある男性と出会ったことで友情が壊れ、5年間音信不通になった。何より辛かったのは、彼女が私よりもその男性を選んだ(ように感じた)ことだった。彼女がその男性と離婚してから、色々あってまた仲良く会えるようになったが、その当時はそんな日がまた来るようになるとは、本当に思ってもみなかった。
この映画では、パウロが友情も愛情も失い、やりたい仕事にもなかなか就けない上に病気の母親を介護する切ないシーンがある。どうか幸せになってと願わずにいられなかったけれど、なかなかその兆しもなく、人生そう上手くは行かないって感じで物語は終わっちゃうのかな～と諦めかけた時、サプライズが。おー、良かった、おめでとうパウロ。私まで幼なじみの一員になったかのように、再会とそれぞれの幸せを喜んだ。そして、人生はまだ続く……
