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劇場版 舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たちのレのレビュー・感想・評価

3.8
龍馬や今までの歴史上の人物がよく口にしていた「〜していたら」「〜すれば」、自らの行為への後悔、叶えたい夢への執着、過去を何としてでも変えたいという強い想いが朧になる
同じ人の身を持つ刀剣男士との違いは何だろうと考えた時に、過去を変えたいか、未来を変えたい(過去を守り未来を切り拓きたいか)かが大きな違いだと思う
過去に起きたこと、自分の選んだ行動に対して、今という未来に立った時、後悔してしまうことが多くある
ああすればよかった、ああしなければよかったと何度も思ってしまうけれど、いつでも選んだ道は、その時の自分が最善だと思って、一番やりたいと思って選んだ道のはず
刀剣乱舞の世界では心で思ったこと、良い(ポジティブ)/悪い(ネガティヴ)がわかりやすく、刀剣男士と朧の身になっているけれど、こうやって目に見えなくとも、きっと人間も同じようにどこかで結果として表れていると思う
陸奥守は「前を向け!」という言葉を連呼していたし、いつだって未来に希望や願いを持っている
朧という過去の自分のような存在を討ったのも、過去を変えたい自分を受け入れた証拠だと思う
すでに起きたことを受け入れること、未来を前向きに生きる、過去への執着ではなく未来への希望〜しよう!〜したい!を持つこと、そして何より今のこの瞬間を懸命に生きることが大事だと強く思った
あと陸奥守の難しいことはよくわからん!とかいろんなことにたいしてさっぱりとあっけらかんとした態度も大事なんだろうな、その時全力でやったんだからOK!みたいな
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