このレビューはネタバレを含みます
人生初の劇場で観た仮面ライダー映画。
複数作品共演映画とは思えないほどストーリーが堅実で、おもしろかった!
リバイスはほぼ初見、ギーツはリアタイの状態で鑑賞。
前半はリバイス組のエピソード。初見への配慮もしつつどんな闘いをしてきたのかっていうのがすごくよく分かるエピソードで、グッときた。
ここがすごく丁寧で、後半の「なぜ自分や周りの人の幸福ではなく、人の不幸を願う!?」とか「家族の幸せ以上に願うものはない」ってところに繋がるのすごく良かった。
一方、ギーツは最新話まで観てる前提で本編にグイグイ絡んできてた。キャラクターの設定の見せ方がリアタイの方を補完してて見応えがあった。
特にギロリはテレビの最新話までだとめちゃくちゃ最低なやつなんだけど、どうやらギーツがフザけた態度で執拗に運営側に踏み込んできて狂わされただけで、ジャマトから世界を守りたいというのはたぶん本心なんだろうな、っていうのが見えてくる。
この辺は今後の展開で明かされるんだろうけど、しっかりと繋がりを見せてて劇場版だけの雰囲気設定ではありませんよ、という意図を感じた。
あとキャラクターの掘り下げでリバイス組との共演設定も活かされてたのが景和の悪魔。
ピアスつけて悪そうなメイクで何言うんかと思ったら「……世界平和を願う一般人だよ(暗黒微笑)」っていう普通に厨二病の良い子だったからめちゃくちゃ笑ってしまった。
景和どんだけいいヤツなんだ笑
ギーツ自体が、カリスマ主人公+成長枠準主役っていう大好物設定なんだけど、景和は別格で好き。
バッファは……ワロタよ……(最新話)
後半の龍騎勢も熱い。龍騎のファイナルベント、かなり久しぶりに見たけどめちゃくちゃカッコよくて震えた。
真司と蓮の絡みも超良かった。これが尊いという感情か……。
いつも通り熱くて、しっかりしたテーマを描き切る仮面ライダー映画だった。