このレビューはネタバレを含みます
続編としてあまりにもありがちでとって付けたような設定に公開前からなんとなく不安がありましたが、ジョナサン・メジャースの存在感もあって結果的にこの敵役は非常に魅力的なキャラクターに仕上がったのではないかと思います。
見所である試合のシーンでは外連味のある演出が随所に盛り込まれ、ボクシングの映画表現を常に更新し続けてきたクリードシリーズの次の一手として好意的に受け取る事ができました。
しかしこれまで重要なシーンでバチバチに決まっていた過去作のフレーズが今作では「そこ?」という使われ方でいまいち上手く機能していない感じがあったり、話全体の盛り上がりという点でも前2作ほどの感情の昂りは無かったなというのが素直な気持ちです。
そしておまけのアニメは一体どういう気持ちで見ればいいのか・・・
最後にあれを見せられた事でより視聴後感が複雑になってしまった気がします…