劇場2023ー42 TC光の森
『ROCKY』の系譜を継ぐ『CREED』シリーズ第3弾。偉大なるロッキーサーガ。
今回はマイケル・B・ジョーダン自らが監督を務める。
このシリーズ、結果はアドニスが勝つのはわかっている。最初のアポロvsロッキー戦だけではなかったかな主人公が負けたのは、、、
今回スタローン出てないけど(^^)
そこへ行くまでのストーリーを楽しむべき作品。さて今作はというと、、、アドニスの幼少期に起こった不幸な出来事に由来する、アニキ筋のデイミアンとの間を描いたもの。
アドニスとデイミアン、二人の人生は元々同根であったものの、その出来事以来まさに光と影と表現できるように分かれ道をたどる。
そして、運命のキーワードとなるBOXINGが二人をまた繋ぎ合わせる。
演出上も素晴らしい！
①この二人のドラマを光と影を多用した演出、
②二人の人生を合わせ鏡のように鏡を多用した演出。
③二人の間を隔てる「壁」、比喩も含めて隔たりを壁により表現する演出
と、さまざま重ね合わせての演出は興味深い。
更に、何より以前と比べてファイトシーンの迫力は目を見張るものがある。汗の飛びよう、肉が打たれた撓み、しなり、苦痛が伝わってくる。ただし、今回二人の間の関係性を強調するがために観客を消して、没入的演出があったが、ロッキーシリーズには似合わない。ボクシング、ましてや世界戦なのだから観客の熱狂ぶりあってのもの。このシーンには異を唱えたい。
とはいえ、毎回毎回これだけ楽しませてくれるのだからありがたい！今度は引退しないで防衛を重ねて欲しいが、このサーガ幕を引くのも大変なので、そこをしっかり考えてほしいものだ。
また、劇伴としてロッキーのテーマをアレンジが終盤ようやっと出てきたように思える。
アレンジでもあのテーマは激しくアガる！
ぜひもっと使ってもらいたい(^^)
以下雑感
特別なんちゃら映像とやらを拝見いたしましたが、？？？しかない。
このサーガを利用して無茶なことやらないで欲しい。
