健一

クリード 過去の逆襲の健一のレビュー・感想・評価

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)
3.8
過去への 再 逆襲。



「クリード」シリーズ第3弾。
「ロッキー」から通算すると9作目。
ロッキーサーガ の最新作。

今回スタローンは製作に周り本編に「ロッキー」の姿は無し。
ロッキー・バルボアの影のない初のシリーズ。
クリード演じるマイケル・B・ジョーダンの覚悟が垣間見える。
その証明に今回 彼は「ロッキー3」でスタローンが行ったように本作「CREED Ⅲ」で監督デビューを果たしている。
名シリーズの『主役』として、製作スタッフの『頭(ちょう)』として。
本作でマイケル・🅰️・ジョーダンになった。😅


さて本作。 ネタバレあり。

まさに21世紀のロッキーサーガ最新作といった感じ。
IMAX認証のデジタルカメラで撮影された今まで見たことのないような ど迫力 のファイトシーン。
スローで飛び散る 汗 に大興奮。
突然『無観客』で試合が始まったり 360度自在に周る迫力のショットに『挑戦』と『新時代』を感じる。

ストーリーも。

アドニスの不良少年時代の過ちや 兄 のように慕っていたデイムとの絆、そして『封印した過去』を描く。
同時に聾唖の娘とのやり取り。心優しい『父親』の顔。
彼を支える妻との夫婦愛。『夫』の顔。
人間 クリード をシリーズ中 一番深く描いていてドラマとしても見応えのある作品に仕上がっているのはお見事。

そして18年間の刑期を終え彼の前に現れたデイム。
『友情復活』かと思いきやデイムの逆恨みで『最強の敵』に・・・
因縁の対決に向かうクライマックスまでの道のりを非常に丁寧に感情的に描いているのはやはり本人(クリード)が監督しているからなのか?
今回の監督デビューもスタローンからのアドバイスだったのかな?
公私ともに「ロッキー」から「クリード」へ。
その意思が受け継がれているのが長年のシリーズファンにとっては嬉しい限り。🤭

ボクシングのファイトシーンも迫力満点‼️
長年続くシリーズの最新作として過去作を汚す事なく見事に終焉を迎えているのはアッパレの一言。

とはいえ。 ネタバレあり。

やはり続編なので「クリード」の過去作を観てないで いきなり本作を見ても感動は半減以下かも。
パート1 & 2 を見てから本作を鑑賞して欲しい。🙇‍♂️

やっぱりワンシーンでもいいからロッキーの出演シーンがあってもよかったのでは。
アドニスの母親の葬儀のシーンにロッキーが出てくれて彼を慰めるシーンがあったらもっと感動的な作品になったのに。残念。

銘打ってはいないが本作は最終章なのかな?
4作目はあるのでしょうか?
もしかして 娘が‼️
「ベストキッド4」みたいな作品になっちゃうのかな?😅

それだけは どうか・・・



2023年 5月29日 11:40〜 ☔️
丸の内ピカデリー theater 2
💺434席
客入り パラパラ 😔

「ロッキー5 最後のドラマ」
「クリード チャンプを継ぐ男」
「クリード 炎の宿敵」も
丸の内ピカデリーにて鑑賞。
やはりこのシリーズは丸の内ピカデリーの大スクリーンでおもいっきり堪能したい。
😁🥊
健一

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